iPhone6を修理
- カテゴリ: 雑記
- 投稿日時: 2017/08/31(木) 23:59:13
月曜日の夜のこと。帰宅してダッシュボードの iPhone を取り外してカバンに入れ、車から降りると足元でなにやら「ぼふっ」という音。見るとさっきカバンに入れたはずの iPhone が、画面を下にして転がっているではないですか。恐る恐る手にとって見ると…
見事に割れてました。トホホ選択肢は4つ。もうすぐ発売の iPhone8 に乗り換える、業者に持ち込んで修理してもらう、ヤフオクで中古品を探す、自分で修理する、です。先に上げた方が一番お高くて、順番に安くなっていきます。
もちろんこのブログの趣旨からして、一番費用のかからないであろう、自分で修理するを選択しました。
しばし Web で情報集め。
ひとくちにガラス割れの修理といっても、症状によって必要な部品は異なります。スマホのフロントパネルは、外側から順にガラス、デジタイザ、液晶、バックライトの4層構造になっています。今回の案件は、保護フィルムの上から普通に操作はできるし液晶漏れも起こしていないので、実はガラスの交換だけでことは済んでしまいます。ガラス単品ならそれこそ1000円台で購入可能。
しかーし、ガラスとデジタイザは接着されているので、きれいに剥がすのはかなりしんどいらしいです。前述の4層構造をまるごと Assy 交換するのが修理の定番なのだとか。なるほど。
で、修理手順は 3DS のときにもお世話になった分解工房さんに事細かく書かれています。ホントありがたいことです。
必要な部品の調達は、どうやら Amazon で売っている修理キットを使うのが手っ取り早そうです。安物は発色が心配だし、高いものは懐が心配です。で、このカテゴリで一番売れているというものにしました。
お値段も高からず安からずの3300円です。月曜日の深夜にポチって水曜日には自宅の郵便受けに投函されていました。 こちらがパッケージ。なんだかすごく高級そう。
こちらが中身。星型の特殊ネジを回すビット、プラスのビット、差し替え式の柄、プラ製のヘラ大小、吸盤、おまけのフィルム、そしてフロントパネル本体。一回使うだけなら必要十分な工具だと思います。何度も使うのならもっといい工具を買いましょう。
ライトニングコネクタの両脇にある星型のネジをとり、フロントパネルに吸盤を貼り付けて、ビクビクしながら力を込めます。拍子抜けするくらい簡単に開きました。
想像していたよりはスカスカですね。もっとぎっちりと詰まっていると思ってました。それにしてもひとつひとつの部品の小さいこと繊細なこと。ちょっと力を加えただけで変形して二度と元に戻らないんじゃないかと心配になってしまいます。
バッテリを見て、ああ、ヘタったバッテリもついでに交換すればよかったかななどと後悔。
フロントパネルについている部品を取り外しました。インカメラ、イヤースピーカー、ホームボタンなど。
プラスチックのトレイに両面テープを貼って、工程ごとにネジを貼り付けていきました。くしゃみをしても飛びません。我ながらナイスアイデア。
左が割れたもの、右がキットに入っていた新品です。赤いのは保護フィルム。取り付け時に取り外します。
本物なんじゃないのってくらいよくできてますが、よく見ると結構違います。特に細部の仕上げが甘いですね。
分解と逆の手順で込みたて。
一番手こずったのは、イヤースピーカーの上についている、画面を耳に押し付けているのを検知するためのセンサ。なかなか定位置に納まってくれないのと、その上からイヤースピーカー、FFC、板金ときてネジで押さえるという超共締め構造のおかげです。
なにはともあれ無事に組み上がりました。ネジも部品も余りませんでした。よかった。
もしもの時のために、暇な時に割れたガラスをデジタイザから剥がしておこう、そうしよう。 Tweet
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