3Dプリンタ(6) 3DStuffmakerのPrusaのダメなところ
- カテゴリ: 3Dプリンタ
- 投稿日時: 2016/08/18(木) 22:20:09
短い夏休みが終わってしまいましたね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
Pokémon GO、やってますか? 地方なのでポケストップが全然なくてすぐに球切れになってしまう私はまだトレーナーレベル17、図鑑74ってとこです。子供と一緒にポケストップ集中箇所へ遠征してみたりもしましたが、これといった収穫もありませんでした。やはり田舎者には辛いゲームです。
さあ3Dプリンタです。ファームウェア書き込み方法の検証ばかりで全然機械が動いてませんねぇ。ぼちぼちメカに手を付けましょうか。
透明アクリル板をレーザーで切り出した部品で出来ていてそれなりに格好いいです。でも正直言って全然いけてません。
減速比8/50の平歯車は、偏芯なのか歯型の不良なのか適正なバックラッシ設定ができません。歯底にヤスリを当てて修正しましたが完全な状態には程遠いです。
大歯車中心にはベアリング支持されたホブドボルトが配置されています。フィラメントにがっちり食い込んで欲しい部分ですが、ギザギザがだいぶ丸まってしまっています。予備品も同様の状態。元々はもっと尖っていたのかもしれません。まあ中古品ですから。
一番ダメダメなのがフィラメントをホブドボルトに押し付ける部分の機構です。
白い部品は多分デルリンやジュラコンなどのPOMなんですが、いくら摩擦係数が低いと言っても、フィラメントに当たる部分に樹脂のスライダでは抵抗が大きすぎます。ここはベアリングを使うべきでしょう。
押付力は横にある長ネジの締め込み具合で設定するのですが、白いスライダはどうやっても平行には動きません。
ホットエンドです。先端のノズル径は0.4mm。エクストルーダによって送り込まれたフィラメントをヒータで溶かし射出する部分です。誤解を恐れずに言えば、ホットエンドは溶かすだけ、射出するのはエクストルーダ。
形状からしてこれは J-head Mk III-B のようです。だいぶ古いですね。
ひとまずエクストルーダの送り量設定だけ合わせて、ノズルからにょろにょろが出てくるかを確認。フィラメントは本体と一緒にもらったABSです。径3mm。
予想通りというかなんというか。
さっぱり出てきません。
まずエクストルーダのところで空回りしてます。ステッピングモータの脱調ではありません。フィラメントがホブドボルトに食いついていません。
時間をかけてエクストルーダの調整をしてみましたがほとんど効果はありませんでした。
フィラメントが固くて古いのも一因かも。巻きぐせが強すぎて抵抗が大きくホットエンドに届かない感じです。バレルの内壁で引っかかっているのではないかと。
ホットエンドをバラしてみると、PEEK樹脂でできたバレルの内側にあるPTFEチューブが微妙に変形していました。写真じゃちょっとわからないですね。ちょうどこちらの情報にあるのと同じ状態です。
溶けてはいけないところでフィラメントが溶けてしまっているので、力が伝わらずに射出できないということのようです。
で、少しでも抵抗を減らそうとチューブの内径を拡大したり入口部分の面を取ったりと涙ぐましい努力をしている最中にやっちまいました。
サーミスタだけ買って交換すれば元通りには戻るのですが、ならばホットエンドごと新しくしてしまおうと。フィラメントも最近主流の1.75mm径のほうが良さそうだし、いきなり難易度の高いABSよりも、ひとまずPLAで様子をみたほうがいいんじゃないだろかと。当然エクストルーダも新調です。
ebayやAliExressで直接中国から買おうかとも思いましたが、なんとなく不安だったのでAmazonで。
E3Dっていうのが最近の流行りのようです。チャンバー部が金属製で、でかいヒートシンクがついていて更に冷却用のFANまでつけられる、と。本物のE3Dはいいお値段しますが、コピー品は送料無料で千円くらいで買えちゃいます。
エクストルーダはこちら。
モータは今あるものを流用しますので他のメカ部品だけ。プリンタが動けば自作できないこともない部品ですが、金属製のほうが信頼感があります。ボーデンタイプにしたかったのでPTFEチューブの継手が同梱されているものにしました。
これで1130円って、かなりお得感があります。しかも中国直送で送料無料。
他に内径2mm外径4mmのPTFEチューブも発注しました。
フィラメントはかなり迷いましたが、国内発送でなるべく安いものということでこちらをチョイス。
ちなみに色は無難な白です。
で、8月4日に発注してすべてのものが揃ったのがお盆休みの最中8月12日でしたよ。
Tweet
コメント
この記事へのコメントはありません