最終更新: 2017/05/10(Wed)23:05

「つくる」をお題目に、トイラジやらVoltyやら、いろいろゴソゴソやってます -kyu-

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セルボHG21Sの純正オーディオに外部入力を

  • カテゴリ: 雑記

往復100kmの車通勤ってのはホントにイヤなもんです。自分で運転しなけりゃならないので、電車のように寝たり読書してるわけにはいかないのですよ。

往路はもっぱらラジオを聴いてます。時間の目安にするため、いわば時計代わり。いつものCMが入った時にここを越えていればOK、的な感じです。
山を越えていくので同じ局でも途中で周波数を変えないとダメ。トンネル区間はFMも入らないので仕方なくAMにしたりもします。

復路はiPhoneに突っ込んである音楽を聴くことが多いですね。iPhone5のころはこの記事のヘッドホンアンプを持ち込んでましたが、iPhone6にしてからはSpigenバンパの影響で簡単にはライン出力が取れなくなってしまいアンプは使ってません。いずれもFMトランスミッタに接続してラジオで聞いてます。

乗っているのは2009年(平成21年)7月登録のセルボHG21Sです。前の職場はうちから近く、日々そんなに長距離を乗るつもりもなかったので、これといった装備はついていません。
オーディオはもちろん純正。CDとラジオが聴けるだけで、外部入力端子もiPod接続インタフェースもなにもついてません。なのでiPhoneの音楽を再生するにはFMトランスミッタを使うしかなかったわけです。

FMトランスミッタ

FMトランスミッタで最初に買ったのはこれ。RadioPlay 300というもの。

★Monster RadioPlay 300
まったくもってオーディオには疎いので偉そうなことは言えませんが、「あの」Monster Cable社の製品です。
アメリカでは結構売れ筋のもののようで、米Amazonとかディスカウントチェーン店のTargetとかで扱ってます。$30くらい。

日本のAmazonでも購入できるみたいですがメッチャ高いですね。

取説はこちら。多国語ですが日本語はありません。
http://interconnect.no/ViewFile.aspx?ItemID=4798
音はまあまあ。とはいえ、FMトランスミッタはふたつしか試してみていないので、どっちがいいと聞かれたらこっち、というレベルかなと。普通にノイジーだし混線もします。
ちなみにアメリカの製品なので周波数は88.1~107.9MHzですが、日本のラジオは90MHz以上に対応していませんのであまり意味なし。

次に買ったのはこれ。品番メーカーともに不明の逸品です。

★new LCD Bluetooth Car Kit MP3 FM Transmitter SD USB Charger Handsfree for iPhone
bluetooth接続のFMトランスミッタです。USBメモリのMP3/WMAを再生したり、ハンズフリーフォンに対応していたり、有線の外部入力があったり、スマホ充電用の2.1Aポートがあったりと機能はてんこ盛り。
新品をebayで買いました。日本円で送料込1200円という激安品です。
正直な話、音はいまいちです。高音も低音もごっそりとそぎ落とされたような、とても貧弱な音しかしません。bluetoothは便利だけど、ホントそれだけです。
外部入力端子があるので、例のヘッドホンポータブルアンプを間にかまして使用。多少はマシになりましたがやっぱりそれなりでしたね。

純正オーディオを社外品に交換するには

この時期、つまり自分がセルボを買った頃の他のスズキ車、ワゴンRとかパレットとかと同じく、純正オーディオはSANYO製です。スズキの品番は「39101-66K20-HFE」、SANYOのそれは「CDF-R3015W」ですね。
品番を頼りにググってみても、大した情報は得られません。マイナーな車種であるのに加えて、いじり好きで純正オーディオを選択するなんて奇特な人はあまりいないのでしょう。今や三洋電機はパナソニックの一部になってしまいましたしねぇ。

★オーディオ交換ガーニッシュ
純正オーディオは2DINサイズですが、内装と一体化した操作パネルがついている異形タイプです。社外品に交換するためには別途純正品のガーニッシュを用意しなければなりません。
アクセサリカタログによると、純正オーディオ交換ガーニッシュは塗装違いで3種類。一番安いヤツは税抜1800円で品番は「73821-66K00-5PK」です。スクリュ(ネジ)も必要でこちらは税抜50円×4本。品番「03541-0516A」。他にも1DINポケットやらなんやら、いろいろつけなきゃなりません。こんなことならオーディオレスを選択しとけばよかったと思うも後の祭り。

仮に2000円払ってガーニッシュを手に入れたとして、社外オーディオは何がいいか。CDは全く聴かないので、ラジオと外部入力さえあれば事足ります。調べてみたら今どきは光学ドライブのないオーディオというのがあるのですね。

U393MSはAmazonで6500円。MVH-3100にいたっては5000円しません。安いです。
どちらもUSB接続でiPodがつながります。

新品にこだわらなければ、CDが壊れているジャンクなヘッドユニットをヤフオクで調達するという手もあります。最近のモデルならほぼ間違いなくAUX端子が付いています。

ってことで、純正オーディオをあきらめて社外品を導入する方向にココロが傾きつつありました。でもケチで貧乏な自分としては、いまいち踏ん切りがつきません。外した純正オーディオの処分にも困ります。

純正オーディオのオプション

★アクセサリカタログ
SANYO製純正オーディオに後付けできるディーラーオプションは3つあります。ミュージックプレーヤーをUSB接続するためのキットと、携帯電話をハンズフリーで使うためのキットです。

  • iPod/USB接続ユニット 「99000-79W55」 本体価格18000円、工賃3800円
  • ハンズフリーシステムキット(bluetooth対応)「99000-79S09」本体価格15500円、工賃2600円
  • ハンズフリー通信ケーブル「99000-79S10」本体価格2500円、工賃3250円

ハンズフリー2点はなぜかSANYOではなくクラリオン製。ちなみにハンズフリー通信ケーブルというのは、平型10極のイヤホンマイク端子つまりガラケーに有線接続するためのもの。

取説によると、iPod/USB接続ユニットを付けると、純正オーディオの操作パネルでミュージックプレーヤーが操作できるようになるのだとか。曲やフォルダを選択する、再生静止スキップリピート、タイトル表示、などなど。個人的にはいらない機能ですね。そんなのミュージックプレーヤーというかiPhone本体でやればいいんじゃないかと思うわけで。

★純正オーディオ取扱説明書抜粋
これは純正オーディオ取扱説明書の抜粋です。別売オプションを接続するコネクタ位置が図示されてますね。iPod/USB接続ユニットは丸い13PINコネクタ、ハンズフリーキットは四角い8PINコネクタのようです。

コネクタがあって外部機器からの入力を受けているということは、これら端子のどこかがLINE INのはずだと考えるのは、ごく自然なことです、ハイ。

13ピンDINコネクタ

上図左側のiPod/USB接続ユニットを接続する丸いコネクタ。これはいわゆるDINコネクタで、13ピンのものは各社のCDチェンジャに採用されているらしいということがわかりました。
ただし13ピンのピン配には決まりはなくバラバラの模様。アルパイン、クラリオン、ケンウッド、パイオニア、ソニー、etc。各社でほぼ互換はありません。

国内外を問わず、いろいろな情報がありました。どこかの端子をGNDに落とすとAUXモードになるもの、CDチェンジャをつけたまま配線を分岐してLINE入力を乗っ取る方法、などなど。しかしながらSANYOのデッキでこれをやったという情報は見つけられませんでした。
そもそもこの純正オーディオにはCDチェンジャというオプションはありませんし、同じ方法で外部入力ができるのかどうかもわかりません。まあそこは一か八か。

13ピンDINコネクタは新品がヤフオクで売ってますし、CDチェンジャ用のケーブルをジャンク屋で入手することもできます。
ひとまず純正オーディオを外してピン配を調べてみることにしました。

純正オーディオを取り外して13ピンDINコネクタを調べる

★純正オーディオ
取り外し方はみんカラとかで詳しく紹介されていましたのでそれに従いました。初めてカーオーディオをいじりましたが特に難しいことはなかったです。ハザードスイッチの取り外しが一番やっかいでした。

★背面
背面はこんな感じ。一番左にあるのはラジオのアンテナです。その隣の黒い丸コネクタが件の13ピンDINコネクタ。一番右はスズキの20ピンコネクタですね。

机上で動作させるには車両と接続する20ピンコネクタに12Vを入れてあげればよいです。正面パネルのLCD表示が変化するかどうかを確認するだけでよいので、スピーカーはひとまず不要。

★スズキ20ピンピン配
スズキのオーディオ用20ピンハーネスのピン配はこの図のとおりです。
実は20ピンコネクタのピン配を調べるのに手こずりました。Webで得た情報のほとんどは、ギボシ処理された車種専用ハーネスの説明なので、線色は書いてあってもピン番号が書いてありません。クルマの配線ってそんなもんなんですかね。

1番バックアップ電源と9番ACC電源、11番GNDをつなげばLCDに時計なりなんなりの表示がされます。

12Vはボルティーから外したバッテリを使います。春先に確認したところ、もう2年間乗っていないのでバッテリは死んでました。とはいえ、時間をかけて充電すれば、ちょっとした確認程度の給電は可能です。ちなみに新しいバッテリは入手済みですがまだ車載していません。

話が前後しますが、バッテリをつなぐ前に、13ピンDINコネクタのバックアップ電源とACC電源およびGNDを特定しておきます。テスタで導通を測るわけです。

で、12Vを供給しながら、GNDと他のピンをショートさせてLCDの表示を確認するという作業を行います。13本しらみつぶしにやっていきますが、先に確認しておいたバックアップ電源とACC電源は除外します。ショートして燃えちゃいますからね。

結果は… 残念。LCDの表示はまったく変化しませんでした。単純にGNDに落とすだけでモードが変わるわけではないということです。何らかのコマンドをやり取りしているのでしょう。これでは歯が立ちません。

白くて四角い8ピンコネクタ

この時点ではほぼ諦めかけていましたが、それでもと思ってWebを徘徊。するとスズキラパンをいじっているひとのサイトに巡り合いました。

Hentecoなブログ
http://www.henteco.sakura.ne.jp/freo/index.php/category/car

スズキ純正オーディオ(クラリオン製)で、白くて四角い8ピンコネクタを使ってAUX取り出しに成功したとのこと。
このコネクタ、セルボの純正オーディオにもあります。しかも本来接続するのはクラリオンのハンズフリーキット。
試しにテスタであたってみると、ACCとGNDのピン配は同じです。他のピンも同じと思ってほぼ間違いないでしょう。

★8ピンコネクタのピン配と配線
配線は図の通り。1番が左入力、5番が右入力、6番が左右入力のグランドです。また外部入力モードにするためには、2番と7番の間を抵抗で接続します。抵抗値は1k~1.5kΩ程度のようです。
抵抗を入れずに短絡すると「TEL」モードになってしまうのだとか。まあツイーターもリヤスピーカーもない自車の場合はあんまり関係ない気もします。

ハーネスの作成

この白い四角8ピンコネクタは、025型NHシリーズ8極というもののようです。コンタクトをセットにしたものが配線コムで売られています。

でもここは徹底的に貧乏作戦で行ってみましょう。
このコネクタ、横4列縦2列の8ピンですが、横のピンピッチを測ると約2.5mm。たぶん正確には2.56mm(0.1inch)でしょう。これはPCのマザーボードなどに使われているピンヘッダと同じピッチです。ちなみに縦方向はちょっとだけ広め。

★PC内ピンヘッダ用ケーブル
自作PC歴も長くなると、不要なケーブルやらなんやらがジャンク箱にたまっているものです。4列のピンヘッダ接続コネクタが付いているケーブルを発見。どうやら光学ドライブの音声出力とマザーボードをアナログ接続するためのケーブルのようで、おあつらえ向きに線はシールド付3芯でした。
新品が欲しいのなら「QIコネクタ」というものを買えばよいです。2550コネクタともいいます。ハウジングは4Pで20円とか、コンタクトは5ヶで50円とか、ゴミみたいな値段です。

★コンタクトの挿し直しと抵抗の取付
コンタクトを抜いて挿し直し、2番と7番のコンタクトには1.3kΩの抵抗をじかにハンダ付けしました。なおハンパな抵抗値は手持ち品がたまたま1.3kΩだったというだけです。

★AUX用ハーネス完成
ケーブルの反対側には「3.5φステレオジャックパネル型」を付けてます。これも昔買った在庫品。
まったくお金をかけることなく、AUX対応ハーネスが完成しました。

★純正オーディオにハーネス接続
出来上がったハーネスを純正オーディオ背面の白いコネクタに挿しました。抜け止めはありませんが割としっくり刺さっていて容易には抜けません。この状態で机上確認するとLCDの表示に変化が。わくわくしながらオーディオをクルマに戻します。

AUXの完成

★AUXと表示されてる
はい、AUXつまり外部入力と表示されてます。
FMボタンを押すとFMラジオ、AMボタンを押すとAMラジオに切り替わりますが、CDボタンを押すとAUXと表示されます。ディスクを入れると表示はCDと変わります。CDが入っているときにCDボタンを押すとAUXになります。実はこの動作、取説にちゃんと書いてありました。

AUXにして、ドキドキしながらiPhoneを接続、音楽アプリを立ち上げて再生。

ちょっと感動しました。この曲ってこんなに深い音したっけ、的な。

高音に伸びがあります。ベースがちゃんと聞こえます。FMトランスミッタとは比べ物にならない良い音がします。FM放送と同等くらいかな。

いろいろ紆余曲折もありましたが、自宅にあるものだけを使って実質ゼロ円で純正オーディオのAUX化ができました。大満足の結果です。
セルボで純正オーディオをお使いのあなた、是非トライしてみてください。

コメント

2件のコメントがあります

Great! Works to my cervo, tks!!

  • Mister Panda

Mr.Panda-san

I'll be glad if I was of any help.

  • kyu

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